ダウンタイムはどのくらい?

肌再生が期待できるとして人気のダーマペン。ダーマペンを受けるときに気になるのがダウンタイムやその症状です。ここでは、ダーマペンのダウンタイム中に気を付けておきたいことや、自宅でできるケアについて紹介しています。

もくじ

ダーマペンとは?

ダーマペンとは、髪の毛よりも細い極細の針で皮膚に穴をあけ、肌が本来持つ自然治癒能力を高める施術のことです。

微細な穴をあけて肌を刺激することで、肌の若々しさを保つ「線維芽細胞」と呼ばれる細胞が活性化し、ハリツヤを呼び起こします。また、穴をあけた肌に美容成分を塗布することで美容成分を浸透させ、より美肌効果を狙うことも期待できます。

ダーマペンで得られる効果

肌の再生力を促すダーマペンでは、肌のターンオーバーを正常にし、ニキビ跡やクレーターなどの改善に効果を発揮します。傷ついた肌細胞を自然治癒させることで肌の凹凸を滑らかにし、ハリツヤのある肌を目指すことができるでしょう。また、ターンオーバーを正常にすることで余分な皮脂がでるのを防ぎ、毛穴の開きにも効果が期待できます。

そのほか、若々しさを保つためのハリツヤ、黒ずみや色素沈着などにも効果が期待できます。

気になるダーマペンの
ダウンタイム

さまざまな効果が期待できるダーマペンですが、気になるのが施術後のダウンタイム。針で肌に穴をあけるというとなんだか怖いイメージを持ってしまいますが、ダーマペンは医療用に開発された美容機器で髪の毛よりも細い針を使用します。比較的リスクの高い施術ではありません。

レーザーやメスを使う施術よりも比較的ダウンタイムは少ないと言われており、麻酔クリームを使用すれば施術中の痛みも軽減されます。

ダウンタイムの期間と目安

ダーマペンの施術では一般的に3日~1週間ほどのダウンタイムが必要だといわれています。

ダーマペンは針を刺す深さによってダウンタイムが異なりますので、事前にカウンセリングで確認しておきましょう。ダウンタイムの期間や症状は人によって個人差がありますが、少なくとも3日間程度は様子を見るようにしましょう。

ダウンタイムで起こりうる症状

赤み

針をさすことから施術直後は赤みや内出血がみられることもあります。自然治癒を促すことから、刺激を受けた肌に一時的に血流が増加し、赤くみえるのが原因です。 この場合は保冷剤などで患部を冷やすことで治まることがあります。

かゆみ

数日すれば赤みはだんだんと収まりますが、場合によってはかゆみが生じることも。この場合も患部をしっかり冷やす・あるいは保湿することで和らぎます。1週間もするとかゆみは消え、施術の目的であるハリツヤや毛穴の改善を実感することが多いようです。

ダウンタイム中の過ごし方

ダーマペンの施術直後のメイク当日の入浴は控えましょう。また、激しい運動や飲酒は避け、できるだけ自宅でゆっくり過ごします。

自宅でできるケアとは?

洗顔は優しく

洗顔は翌日から可能です。肌に刺激を与えるダーマペン施術のあとは、できるだけ優しい洗顔を心がけましょう。洗顔料は手のひらでしっかり泡立ててからごしごしこすらずにふんわりと泡で顔を包みこむように洗います。

スキンケアは低刺激のものを

ダウンタイム中はアルコールが入ったスキンケア製品は肌に刺激を与える可能性があるため控えたほうがよいでしょう。敏感肌用のスキンケア製品を使うといいでしょう。施術前に、ドラッグストアなどでノンアルコール化粧水や化粧品を用意しておくと安心です。

ダウンタイム中もできる
ケアを

施術後に赤みやかゆみを伴うことがあるダーマペンですが、ダウンタイムが終わると自然治癒力によってハリツヤのある肌に生まれ変わるでしょう。ただし、万が一に備え、フォロー体制がきちんとあるクリニックを選ぶことが大切です。ダーマペンが気になる方は、自分に合うクリニックを探してみてください。

監修医師:吉岡容子先生
吉岡先生

東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、「明治通りクリニック」皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より「医療法人容紘会高梨医院」皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務する傍ら、皮膚科・美容皮膚科関連記事やWebメディアなどの監修を行う。


クリニック公式サイト:https://www.takanashi-hp.com/hifuka/

ブログ:https://ameblo.jp/takanashiiin/